海外インターンシップ1(入門編)体験談
——グローバルキャリアの幅を広げた初めての海外経験

社会学部現代文化学科3年次 小森 涼平さん

2024/04/26

RIKKYO GLOBAL

OVERVIEW

全学共通科目「海外インターンシップ1」(入門編)の参加者体験談をご紹介します。

小森 涼平 さん(KOMORI RYOHEI)

  • 所属:社会学部現代文化学科3年次(プログラム参加時:2年次)
  • 参加プログラム
    全学共通科目総合系科目「海外インターンシップ1」
    ※2024年度より「海外ワークエクスペリエンス1」に科目名変更
  • 渡航先:オーストラリア ブリスベン
  • 実習時期:2024年2月(8日間)

2023年度「海外インターンシップ1」実施概要

◇参加のきっかけと目標を教えてください

海外で働くことやグローバル企業に興味を持ち始めていたもののなかなか行動に移せていなかった中、学内で本プログラムの募集ポスターを見つけたことがきっかけです。現地で行う研修の内容が充実していて興味を惹かれた点と、海外経験がない自分でもチャレンジできる点に魅力を感じ、参加してみたいと思いました。また、自分の将来に関して視野を広げ、様々な経験をしてみたいと感じたことも参加しようと思った理由です。

それまで大学生活を漠然と過ごしていた面もあり、自分の知らない新しい世界に飛び込み、自分の将来を考えるうえでプラスの経験をすることを目標としました。合わせて、海外で働くことについての理解を深め、グローバルに働くにはどんな能力が必要とされているのかを知り、将来に生かすことも目標としました。

◇今回の実習で取り組んだ内容を教えてください。

自己理解を深めるためのワークに取り組んだうえで、オーストラリアで働いている方々への社会人インタビュー、オーストラリア州政府機関へのプレゼンテーションを行いました。

社会人インタビューでは、オーストラリアで働いている日本人や、日本での勤務経験があるオーストラリア人へインタビューを行いました。オフィスへの訪問やランチインタビューといった形式で計4名の方にお話を伺いました。事前に下調べを行い、聞きたいことを整理したうえでインタビューに臨むことができました。

オーストラリア州政府機関へのプレゼンテーションでは、日本からクイーンズランド州に旅行する人を増やすという課題に対して、参加者がグループで準備を行い、オフィスを訪問して実際に提案を行いました。チームでお互いに意見を交換しながら考えをまとめ、プレゼンを作成しました。各チームで個性が存分に発揮された発表で、プレゼンの準備をする時間、他のチームのプレゼンを聞く時間、どちらも充実した時間になりました。

ミニビジネスプロジェクトにてクイーンズランド州政府機関にアイディアを提案

◇印象に残っているエピソードを教えてください

現地企業訪問と社会?インタビューの様子(左が小森さん)

社会人インタビューとオーストラリア現地での生活が印象に残っています。

社会人インタビューでは、日本での勤務経験があるオーストラリア人の方にお話を伺いました。そこでは、日本とオーストラリアの働き方の違いや、海外から見た日本の労働環境についてお話を聞くことができ、これからの自分のキャリアを考えていくうえで、多くの学びを得ることができました。

現地での生活では、実習以外の時間で観光地を訪れオーストラリアの文化を肌で感じたり、一緒に参加している学生とインタビューやプレゼンの準備以外でも多くのことについて話したりして、充実した時間を過ごすことができました。初めての海外経験となる自分にとって、日本とは異なる環境で、同じ大学に通う学生と生活を行うといった、普段の大学生活では味わえない経験でした。

◇今回のプログラムを通じた、気付きや自身の成長?変化を教えてください

オンラインで社会人インタビュー

社会人インタビューやプレゼンテーションを行って、オーストラリアの働き方や仕事に対する考え方を知り、また日本とは異なった価値観があることに気づきました。

今までずっと日本で暮らしていたため気付きませんでしたが、日本で当たり前とされていることがオーストラリアでは当たり前ではなかったことに気づき、日本以外の文化を肌で感じることができました。また、社会人インタビューを通じて、将来を考える際、日本以外で働くことも選択肢になり、もっと広い世界があることを学ぶことができました。

オーストラリアでの異文化体験や、社会人インタビュー、一週間の共同生活を通じて、自分から積極的にコミュニケーションをとったり、行動を起こしたりといった能動的に動く力が成長したと思います。

◇今後の目標を教えてください

将来の目標としては、グローバルに働くことのできる人間になることです。今回の海外インターンシップを通じて、自分の知らない世界がこんなにも存在し、魅力があることに気づいたので、自分の可能性を自分で狭めず、知らない世界にどんどん飛び込んでいきたいと思いました。

直近の目標としては、英語学習を今まで以上に強化して取り組みたいと感じています。日本語だけを話せるより、英語を扱えることで得られる情報や人との交流が増え、何より楽しいと感じたので、読む、聞くだけではなく話すための英語の勉強を開始したいと思いました。また、日本と海外の文化を実際に目で見て、感じたことでそれらの文化の違いについて興味を持ったので、日本と海外の文化の違いについての勉強にも力を入れたいと感じました。

◇参加を検討している学生に、メッセージをお願いします。

参加しようか迷っている学生には、ぜひ参加してほしいと思っています。初めての海外で、渡航前は不安もありましたが、一歩踏み出して参加して、非常に貴重な体験、学びができたと感じています。一緒に参加した学生が流暢に英語を話している姿を見たり、英語で自分の伝えたいことを伝えることができない体験をしたりしたことで、自分のこれからの英語学習に対するモチベーションが高まりました。また、一週間という短い期間でも現地でのプログラムはとてもやりがいがあり、もっとオーストラリアに滞在したいと思うほど充実した時間を過ごすことができました。グローバルな環境に興味がある人や、海外で働くことに興味がある人は、このプログラムを通じて新しい価値観に触れ、自分が成長するきっかけとなると感じたので、ぜひ前向きに考えてほしいと思います。

お世話になった滞在先のシェアメイトと記念写真

参加メンバーとのランチタイム

シェアメイトとの市内散策(フェリー乗り場)にて

後書き
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。

CATEGORY

このカテゴリの他の記事を見る

RIKKYO GLOBAL

2024/10/24

外国人留学生の今——世界から集い、日本人学生と共に学ぶ

立教大学

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。